よーし、この調子で優勝もサクッと頂き・・・・・・・・
って、何でアンタ等のクラスとなのよーーーーーー!!!!!!!
+ Beauty and the Beasts +
「5分後に1組VS5組の試合を行います。各クラスの人は整列して下さい!」
お弁当を食べ終わって、あたしとは整列しようと後ろの方に並んだ。
と話していたら、後ろから人の気配がする・・・・・!!
振り返ると、物凄いスピードでコッチに走ってくる忍足の姿が・・・・・!!!
「ちゅわーん★会いたかtブ!!」
抱きついてこようとしたので、足を上げてそのまま顔面キック。
「だー!!近づくんじゃねぇよ気持ちわりぃ!!」
「ヒドイなぁー・・・・でも、そんなトコも俺は好きやv」
「今この場で死にたい?(怒)」
「すんませんでした(汗)」
ったく、何で1組にコイツがいるんだよ!!!
・・・・・・・・・・・・ハァ、最悪。
あたしってどうしてこう、運が悪いわけ?
「よぉ、」
――――――――ギクリ。
出た。
後ろから聞き覚えのある声。
まさかと思って恐る恐る振り返ると、そこには跡部の姿があった。
なんで・・・・・・・・・・!!
なんでお前らおんなじクラスなんだよ!!!!
「最悪ーーーーー!!!こいつの姿見ないから予選落ちしたのかと思って安心してたのに!!!(泣)」
「ハッ。俺様が予選落ちなんつうマヌケな真似するかよ!」
「くそー!!何で決勝がお前らのクラスなんだよーー!!」
「ストップ!!まぁ押さえて!!決勝始まる前にけが人が出ちゃうから!!!」
んなモン知るかYO!怪我するヤツが悪い。(←最低)
「一言言うけど、あたしは、ぜーーーーーーーーったいあんたたちなんかには負けないかんね!!!」
「ま、せいぜい頑張りな。優勝もお前も俺様が頂く。」
「んだとー!!優勝は5組だっ!!そ・れ・に!あたしはあんたのものには絶対にならない!!」
ビシィっと人指し指を跡部に刺して宣言した。
飛び散る火花。
が慌てて止めに入った。
「まぁまぁ、!景も!!その辺にしときなさいよ!もうすぐ始まるんだし、さっさと決着つければいい話でしょ?まず並ぶよ!」
「オーケー。・・・見てろ、絶対優勝してやる!!!」
あたしは、メラメラと燃えていた。
あんな奴等には、絶対に負けたくない!!!!
「これより1組VS5組のドッヂボール大会を行います!互いに、礼!」
よろしくお願いしまーすの声で、ドッヂボールが始まった。
先攻は、1組。
クソッ、変態にジャンケンで負けた・・・・・・!!!
*ちなみに1組大将は跡部、5組大将はあたし。
「おっらぁ!」
パシッ
「うわぁ!」
パシッ
「とりゃあ!」
パシッ
「キャッ!」
パシッ
「うりゃあ!!」
パシッ
「おわぁ!」
あたしはどんどん1組のヤツラを当てていく。
対する1組は、どんどん5組をあてていく。
当てたら当てられて、当てられたら当てて・・・の繰り返しだった。
そしてとうとう、5組はあたしのみに。1組は跡部と忍足が残った。
「ハァ?あんたらまだ残ってんの?超しぶとい!」
「お前もな。そらよ!」
パシッ!
あたしは飛んできたボールをキャッチする。
「とっとと死ね!まずはエロメガネからだ!」
パシッ!
「ひどいわー、俺エロメガネとちゃうで?」
パシッ!
「んじゃ、セクハラ眼鏡な」
パシッ!
「セクハラでもないっちゅうねん!!」
パシッ!
「・・・これでも?」
あたしはボールを左手に持って、はいていたジャージを脱いだ。(ぇ
いわゆる、お色気作戦ってヤツ。
あ、勿論下はブルマはいてるから。
「「おお!・・・・って(なんだ/なんや)ブルマはいてん(のか/ねや)」」
「当たり前だろ。じゃなきゃ脱ぐわけねーし」
反応したスケベ共、残念でしたー★
「でもやっぱりちゃんの生足最高グホォ!!「どこ見てんだ。殺すぞ、変態(怒)」
あたしの思いっきり投げたボールが、見事忍足の顔面にクリティカルヒットv
ハッ!バカめ。そのまま死ね!セクハラエロメガネが。
忍足は、担架に乗せられ保健室へと運ばれて行った。
忍足、試合続行不可能により、リタイア。
・・・・・・・・・・さて、後はこの厄介な変態ただ1人。大将対決だ。
今は向こうにボールが渡っている。
1対1なので、いつコッチにボールが来るかわからない。
「「「「「「「キャーーー跡部様ー!!頑張って下さーいvあ、でもさんも頑張ってー!」」」」」」」」
周りから聞こえる女子の黄色い声。
何であたし女子に応援されてんだ?(←人気があるからです)
まぁ、良いか。
でも応援してくれんのはありがたいけど、ウルサイ。
1年〜3年のテニス部員までもが跡部の応援をやらされてるみたい。
つーか、中等部の生徒全員見に来てるような気がすんのはあたしだけか?
「くらっときなっ!」
パシン!
「は?もっとマシなボール投げたらね!」
あたしが、右手に持っていたボールを投げようとしたその時。
「「「「「「「「「「「勝つのは1組!負けるの5組!」」」」」」」」」」」」
カチン。
今、なんつった?
負けるのは5組だぁ?
「ちょっとタイム。・・・今応援してた3年、全員ツラ貸せや。・・・1、2年は許すっ!(←許すんかい)」
あたしは応援してた奴等の方に近づいた。
「うわ!さん待った!!俺達跡部部長に言われて無理矢理・・・・・・・!!!」
「チッ・・・やっぱあの変態の仕業か。あいつ絶対ボイルしちゃる。」
「(ボ、ボイル?)」
あたしは急いでコートに戻った。
「「「「さーん、がんばって!」」」」
数人の女子に声援を送られあたしはそれに応える。
「おうよっ!5組は絶対勝つからなっ!応援ヨロシク☆」
男子には、「応援したら、あたしがあの世に送っちゃる」
と言ってあるので応援しないだろう。
「とぅっ!」
パシィ!
「軽いな。」
パシィ!
「あんたもね!」
パシィ!
「おらっ!」
正面から飛んできたボールをキャッチ。
とっととケリつけたいのに、これじゃあキャッチボールだ。
ハァ・・・・・・・しょうがない。
使いたくなかったけど、あの手で行くか。
あたしはつかつかと、コートラインギリギリまで踏み出した。
「跡部」
「アーン?もう降参か?」
「実はあたし・・・・初めて会ったときから跡部の事が好きだったの!」
ココで、俯いて頬を赤らめるとGOOD!
勿論冗談。
これいきなり言われりゃ誰でもビックリするよね?
「ねぇ、跡部ぇ・・・・・・・・・あたしの事・・・・・嫌い?」
キモい。我ながら超キモい!!!
ああ、やってて鳥肌がたってくる・・・・・・!!!
跡部は、あたしの言葉に鼻で笑うと
「バーカ、好きに決まっゴハァ!!!」
なーんか、意味不明な事ほざきやがったから
最後まで言う前に顔面にボールをめり込ませた。(ゥヲイ
作戦成功大成功!いやぁ、馬鹿でよかった☆
「アハハハハ!!!引っかかってやんのー!!バカみたい、自惚れんじゃねぇよ。
ちょっと考えてわかんない?
あたしがあんたに惚れるなんて、天と地が引っくり返ってもまずありえないから。」
「テメェ・・・・・・!!(怒)」
「優勝は5組がもらったから。じゃあな〜負け犬。」
「クソッ・・・・後で覚えてろよ!」
「フン、もう忘れたわ」
担架に乗せられ保健室まで運ばれる跡部にあたしはべー!っと舌を出した。
跡部、試合続行不可能によりリタイア。
「てことは、5組の優勝?!!やりぃ!」
あたしはコートでガッツポーズをとった。
周りからは拍手と歓声が聞こえる。
「氷帝学園球技大会優勝、3年5組。おめでとうございます」
あたしが代表で賞状を受け取る。なんたって大将ですから。
こうして球技大会は、5組の優勝という結果で幕を閉じた。
コメント
何も言わないで・・・・・・!!!意味不明なのは十分わかってるから!!
球技大会早く終わらせたかったの・・・・・・・!!!
早く次の展開に入りたかったの・・・・・・・!!!
ゴメンなさい・・・・・・・・。
笑えなくてごめんなさい・・・・・・・!!!
スランプなんです、はい。